鼠径部下動脈疾患にはシロリムスコーティングバルーン:SirPAD試験
Sirolimus-Coated Balloon Angioplasty for Infrainguinal Artery Disease

カテゴリー
循環器、Top Journal
ジャーナル名
The New England Journal of Medicine
年月
March 2026
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開始ページ
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背景

鼠径部下末梢動脈疾患に対するパクリタキセルコーティングバルーン(PCB)治療には、長期死亡リスクの懸念がある。
スイスUniversity Hospital ZurichのBarcoら(SirPAD)は、同国44施設で1,252名を対象に、シロリムスコーティングバルーン(SCB)の有益性を検証するRCTを行った(対照:従来型コーティングなしバルーン[UCB])。
一次エンドポイントは、無作為化後1年以内の非計画的下肢切断または重症虚血による再治療の複合(MALE)であった。

結論

SCBの一次エンドポイント効果を認めた:8.8% vs. 15.0%。死亡率はSCB群11.8%、UCB群12.8%と有意差はなく、安全性を維持しつつ、治療成績を有意に改善した。

評価

同テーマで大腿膝窩動脈疾患患者を対象として行われたSIRONA(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41706076/)はSCBに対するPCBの非劣性を示したが、ここではUCBに対するSCBの優越性が示された。ナノ粒子化というイノベーションの成果であり、再狭窄の抑制に留まらないMALE効果を確認した。ただし、1年以降の長期効果や、白人以外の集団への一般化については、現在継続中の5年追跡結果を待つ必要がある。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)

Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)