重症敗血症におけるプロカルシトニンをガイドとする抗菌薬中止は有効かつ安全:メタ解析
Clinical effectiveness of procalcitonin- or C-reactive protein-guided antibiotic discontinuation protocols for adult patients who are critically ill with sepsis: a rapid systematic review and meta-analysis
背景
敗血症患者の抗菌薬療法におけるプロカルシトニン(PCT)ガイドに関してはすでに多くのRCTが行われており、2024年にはイギリス発の大規模試験、ADAPT-Sepsis試験においてPCTガイドの非劣性が認められている。
イギリスUniversity of ManchesterのRafiqらは、重症敗血症患者における抗菌薬中止のためのPCT、またはC反応性タンパク質(CRP)ガイドの有効性・安全性を評価するシステマティックレビュー、メタアナリシスを実施した。
結論
21件の研究が適格となった。
19件(n=6,382)の試験からは、PCTガイド・プロトコルが、標準治療と比して抗菌薬治療期間を2.0日間短縮することが示唆された(中程度の確実性)。
18件(n=6,228)の試験からは、PCTガイドにより、死亡リスクが5%減少する可能性が示唆された(リスク比 0.95, 中程度の確実性)。
CRPガイド・プロトコルと標準治療に関しては、依然として非常に低い、または低い確実性のエビデンスしか得られなかった。
評価
ADAPT-Sepsis試験の結果を組み込んだこの最新のメタ解析では、PCTガイドによる抗菌薬中止プロトコルが安全かつ効果的であることが確認された。CRPについてのエビデンスは限定的であった。
成人敗血症ではガイドライン上すでに一定の支持を得ているPCTガイドだが、改めてその役割を強調する結果である。


