非保護左主幹部病変へのPCIにおけるIVUSガイドの優越性を否定:OPTIMAL試験
IVUS-Guided versus Angiography-Guided PCI in Unprotected Left Main Coronary Disease
背景
非保護左主幹部(LMT)病変に対するPCIにおいて、血管内超音波(IVUS)ガイドは血管造影(CAG)ガイドに優るか。
イタリアIRCCS Policlinico San DonatoのTestaらは、同患者806名を対象に、これを検証するRCTを行った。
一次エンドポイントは、最長追跡期間における全脳卒中・全心筋梗塞・全再血行再建・全死因死亡の複合であった。
結論
中央値2.9年の追跡で、IVUSガイドの一次エンドポイント優越性を認めなかった(HR 1.1)。IVUS使用による追加的予後改善効果は認められず、デバイス関連複合エンドポイントや安全性イベントの発生率も両群間で同等であった。
評価
「LMT病変には血管内イメージングが必要」とする現行のガイドラインを否定する結果である。ガイドラインのベースとなった先行試験にはLMTに特化したものは存在せず、ここでの結果は、LMTにおける造影技法がすでにIVUSの精度に追いついていることを示唆する。ただし、本試験は欧州の熟練施設で行われており、経験の浅い施設や異なる地域にこの結果を一般化できるかは検討を要する。


