経口GLP-1受容体作動薬orforglipronはセマグルチドを超えるか:ACHIEVE-3試験
Efficacy and safety of once-daily oral orforglipron compared with oral semaglutide in adults with type 2 diabetes (ACHIEVE-3): a multinational, multicentre, non-inferiority, open-label, randomised, phase 3 trial
背景
経口GLP-1受容体作動薬orforglipronの有効性と安全性は。
アメリカUniversity of TexasのRosenstockら(ACHIEVE-3)は、メトホルミンで血糖管理が不十分な2型糖尿病(T2DM)患者1,698名を対象に、経口セマグルチドと比較したその有効性・安全性を評価する第3相非劣性RCTを行った。
一次アウトカムは、ベースラインから52週目までのHbA1cの平均変化量であった。
結論
Orforglipron(36 mg)のセマグルチド(14 mg)に対する一次アウトカム非劣性・優越性を認めた:1.91% vs. −1.47%。主な副作用は胃腸障害で、発生率はorforglipron群(58〜59%)がセマグルチド群(37〜45%)を上回った。
評価
Eli Lillyのorforglipronが、従来の経口GLP-1薬のような厳格な服用条件を必要とせず、高いHbA1c低下効果を示すとした試験で、同薬がセマグルチドの経口吸収不安定性を凌駕する次世代経口薬であることを主張した。「飲食制限なし」というその特性は、患者の日常生活への干渉を最小限に抑え、長期的な服薬アドヒアランスを向上させるとみられる。他方、胃腸障害による投与中止率の高さや脈拍数の上昇は、セマグルチドに対する弱みである。


