HFrEF患者に対する伝導系ペーシングの有益性を否定:PhysioSync-HF試験
Conduction System vs Biventricular Pacing in Heart Failure: The PhysioSync-HF Randomized Clinical Trial

カテゴリー
循環器
ジャーナル名
JAMA Cardiology
年月
March 2026
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背景

左脚ブロック(LBBB)の駆出率低下型心不全(HFrEF)患者に対する伝導系ペーシング(CSP)は、両心室ペーシング(BiVP)に代わる選択肢となりうるか。
ブラジルFederal UniversityのZimermanら(PhysioSync-HF)は、LVEF<35%・QRS幅≧130msの患者173名を対象に、これを検証する非劣性RCTを行った。
一次アウトカムは、死亡・心不全入院・緊急受診・12ヵ月後の左室駆出率(LVEF)変化の複合とした。

結論

CSPはBiVPに対して非劣性を示せず、統計的に劣性であった(オッズ比 2.36)。LVEFの改善幅はBiVP群の39%に対し、CSP群は35%であった。死亡や心不全悪化による受診・入院リスクも、CSP群の方が高い傾向(ハザード比 2.35)が示された。

評価

JAMACardiologyに同時掲載された中国のHeartSync-LBBP結果https://jamanetwork.com/journals/jamacardiology/fullarticle/2845803と対蹠的な無効結果である。患者選択および手技の細部と巧拙・習熟度が結果に根本的な影響を与えることが考えられ、斉一的な基準による世界的大規模検証が不可欠となった。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)

Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)