月曜日、特に連休明けには心停止が多い:韓国
Incidence of Out-of-Hospital Cardiac Arrest on a Postholiday Weekday
背景
心停止の発生には、日内変動や季節性変動といった、周期に依存した時間変動が存在することが知られている。また週内変動についても、特に週末や休日での心停止の増加が示唆されている。
韓国International St Mary's HospitalのChaらは、同国のOut-of-Hospital Cardiac Arrest Surveillanceのデータを利用し、2013年から2023年における平日の院外心停止(OHCA)発生率を、休日明けとそれ以外の日について比較するコホート研究を実施した(n=203,471)。
結論
平日のOHCAのうち、49,199件が休日明けに発生し(中央値88件/日)、154,272件がそれ以外の日に発生した(80件/日)。1日当たりの発生率は休日明けに高まった(発生率比 1.09)。
この関連には用量反応関係があり、1日間の休日の後には関連が認められなかった一方で(発生率比 1.03)、2日間の休日の後(1.10)、3日間の休日の後(1.09)、4日以上の休日の後(1.10)には有意な関連が認められた。
また休日のタイプでは、週末(1.09)やタイプの混合した連休(1.10)に発生率上昇が認められたものの、公休日(1.03)や臨時休日(1.01)には認められなかった。
評価
日本にも月曜日に発生率が増加するという研究があるが(https://doi.org/10.1016/j.ajem.2010.06.018)、本研究は休日そのもの(タイプや連休日数など)に着目し、2日以上の連休後に心停止リスクが高まることを明らかにした。
休日における生活様式の混乱、移行期間におけるストレスなどが、こうした現象を引き起こした可能性があるが、メカニズムに関しては未明な点が多い。


