超加工食品の心血管疾患インパクトは黒人層で最も強い
Association Between Ultraprocessed Food Consumption and Cardiovascular Disease Risk: MESA (Multiethnic Study of Atherosclerosis)
背景
超加工食品(UPF)の摂取は心血管疾患(CVD)のリスクを高める。
アメリカWake Forest UniversityのShapiroらは、MESA(アテローム性動脈硬化症多民族研究)参加成人6,814名を中央値13年間追跡し、UPF摂取量と動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)発症リスクの長期的な関連、およびその関連が人種・性別・社会経済的要因によって異なるかを検討した。
結論
UPF摂取量が1日1食増えるごとにASCVDリスクは5.1%上昇した。摂取量が最大グループ(第5五分位)は、最少グループと比較してリスクが66.8%高かった。人種別では、黒人において影響がより顕著であり、非黒人のリスク上昇(3.2%)に対し、黒人では1日1食増えるごとに6.1%のリスク上昇が認められた。
評価
アメリカにおけるUPFのネガティブインパクトは、NHS・HPFSデータによるHarvard Chan国際研究が確定している(https://www.thelancet.com/journals/lanam/article/PIIS2667-193X(24)00186-8/fulltext)。この研究は、白人に偏った同研究を、多民族データで補完したものである。特に黒人においてリスクが顕著であった背景としては、構造的な人種差別や経済的格差に起因する不健康な食品へのアクセスの偏り、および特定のコミュニティを標的にした食品マーケティングの存在が指摘されている。
>また、UPF中でも「砂糖を多く含む食品や飲料」が最も一貫してリスク上昇と関連していたことが記述されている。


