難治性高血圧症に対するバクスドロスタットは24時間自由行動下血圧を低下させる:Bax24試験
Effect of baxdrostat on ambulatory blood pressure in patients with resistant hypertension (Bax24): a phase 3, randomised, double-blind, placebo-controlled trial
背景
選択的アルドステロン合成酵素阻害薬(ASI)バクスドロスタットによる診察室血圧の低下が示されているが、より心血管リスクと関連が深い24時間自由行動下血圧(ABPM)への影響は。
イギリスBiomedical Research CentreのWilliamsら(Bax24)は、利尿薬を含む3剤以上の降圧薬を服用中の難治性高血圧患者217名を対象に、同薬が24時間自由行動下血圧(ABPM)に与える効果と安全性を検証する第3相RCTを行った(対照:プラセボ)。
一次アウトカムは、ベースラインから12週目までのABPMの変化であった。
結論
バクスドロスタットの一次アウトカム効果を認めた:−16.6 mmHg vs. −2.6 mmHg(プラセボ)。実薬群の3%で血中カリウムレベルが6 mmol/L以上となった。
評価
既知の効果を、リアルワールド状況下で確認した研究である。FDA等規制当局は、診察室血圧だけのデータを認めないケースが増えており、ABPMデータは重要性を増している。著者らは、この研究により夜間SBPの−16.0 mmHgという大幅低下が初めて同定された点を強調している。他方、カリウム値の上昇や、一過性のeGFR低下(平均−8.7 mL/min/1.73 m2)も報告されている。


