PEA後に残存するCTEPHへの肺動脈除神経術は安全・有効
Pulmonary Artery Denervation for Patients With Residual Pulmonary Hypertension After Pulmonary Endarterectomy
背景
肺動脈内膜摘除術(PEA)後にも残存するCTEPH(慢性血栓塞栓性肺高血圧症)に、肺動脈除神経術(PADN)は安全・有効か。ロシアMeshalkin National Medical Research CenterのRomanovらは、PEA後に6ヶ月以上の薬物療法を受けたCTEPH患者50名を対象とするRCTを行った(対照:シャム+リオシグアト)。一次エンドポイントは、ランダム化12ヶ月後の肺血管抵抗(PVR)値である。
結論
PADNの一次エンドポイント効果を認めた(PVR群間差:109 dyne・sec/cm^-5)。6MWT距離(二次エンドポイント)においてもPADN群で有意な改善を認めた。鼠径部血腫を両群1例ずつ認めたが自然退縮した。
評価
このアプローチは小規模研究が有益性を示してきたが、一応の規模のRCTで再度有益性を主張した(PEA後リオシグアトによる薬物療法との比較は初めて)。フォローアップ期間の短さ(12ヶ月)等問題点があり、長期的な追加検証は必須である。


