CACもhs-cTnTも検出できなければ心血管イベント発生リスクは非常に低い
Atherosclerotic Cardiovascular Disease Risk Stratification Based on Measurements of Troponin and Coronary Artery Calcium
背景
心血管疾患評価における.高感度心筋トロポニン(hs-cTn)と冠動脈カルシウム(CAC)の有用性は周知だが、その併用は。Mayo ClinicのSandovalらは、MESAコホート中心血管疾患を有さない45〜84歳の参加者6,749名を対象に、hs-cTnTとCAC測定を組み合わせて動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)イベント発生リスクを層別化できる、という仮説を検証した(追跡期間中央値15年)。
結論
CAC検出可能・hs-cTnT検出可能な参加者は、イベント発生リスク(HR)が各々2.35・1.47であった。両者併用によるイベント発生率(/1000人・年)は以下のとおりである。hs-cTnT
評価
高感度トロポニン測定といえば心筋梗塞時であるが、CACを組み合わせて無症状者の心血管イベント発生率を予測できる、という興味深い研究である。逆に言えば、両指標とも低ければイベント発生リスクは非常に低いということになり、有用である。


