75歳以上高齢者にスタチンの延命効果
Association of Statin Use With All-Cause and Cardiovascular Mortality in US Veterans 75 Years and Older
背景
動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)一次予防のためのスタチンは、高齢者でも有益か。アメリカのVA Boston Healthcare SystemのOrkabyらは、326,981名のVHA患者(ASCVDなしでスタチン新規使用)データを後向解析した。一次アウトカムは全死因死亡・心血管因死亡である。
結論
平均6.8年のフォローアップで、スタチンの一次アウトカム有効性を認めた(全死因死亡の重み付けIRD/1000人年:−19.5、心血管因死の重み付けIRD/1000人年:−3.1)。ASCVDイベント低減も認めた。傾向スコアオーバーラップ加重後のHRは、全死因死亡で0.75、心血管因死で0.80 、ASCVDイベントで0.92であった。
評価
重要な問いに対する最大規模の後向解析であり、スタチンの延命効果を強く示唆した。すでに複数のRCTが進行中である。


