PICUでも肺超音波検査は有用:LUS-PICO study
Lung Ultrasound Score, Severity of Acute Lung Disease and Prolonged Mechanical Ventilation in Children
背景
肺超音波検査(LUS)は小児集中治療領域でも普及が進んでいるが、重症小児患者における定量的LUSの研究は、成人に比較すると乏しい現状にある。
スペインComplejo Asistencial Universitario de LeonのOulego-Errozらは、スペイン・ポルトガルの25ヵ所の小児集中治療室に入室し、呼吸器サポートを必要とする生後1ヵ月から18歳の患者を連続的に登録し、入室後12時間・3日時点でのLUSスコア(12-zoneプロトコル)が、肺疾患の重症度および侵襲的人工呼吸器(IMV)の長期化と関連するかを評価する多施設前向観察研究を実施した。
結論
計538名の小児が基準を満たし、うち11.5%にあたる62名で連続7日以上のIMV管理を必要とした。
これらIMV管理が長期化した小児では、12時間時点でのLUSスコア中央値(24 vs. 8)、および48〜72時間時点でのLUSスコア中央値(16 vs. 6)が有意に高かった。
12時間時点でのLUSスコアは酸素化指数、酸素飽和度と相関し、さらにIMV管理の長期化を良好な精度で予測した(受信者動作特性曲線下面積0.87)。多変量モデルにおいては導出コホート(0.92)、内部検証コホート(0.91)とも高い精度を示した。
評価
小児の重症患者においても、ポイント・オブ・ケアLUSによるスコアリングは肺疾患の重症度を定量化し、IMV期間の長期化を予測すると考えられた。
LUSがPICU管理を最適化する可能性を示唆し、さらなる普及を後押しするデータといえる。>


