心不全患者は長期VTEリスクが3倍増
Incident Heart Failure and Long-Term Risk for Venous Thromboembolism
背景
心不全入院患者は静脈血栓塞栓症(VTE)リスクが高いが、これは心不全が原因か入院が原因か。University of MinnesotaのFanolaらは、ARIC(Atherosclerosis Risk In Communities)研究登録患者13,728名の22年間追跡データを解析した。
結論
登録患者の20%が心不全を、5.3%がVTEを発症した。心不全はVTEの長期リスクを高めた(aHR:3.13)。左室壁肥厚と左室壁平均厚がVTEの独立予測因子であった。
評価
癌患者のVTE高リスクが知られるが(https://www.ahajournals.org/doi/full/10.1161/01.cir.0000078466.72504.ac)、おそらくは左室リモデリングと関わるVTEリスクが心不全入院患者にはあるようだ、という新所見である。


