「トウガラシで延命」地中海食域からも報告
Chili Pepper Consumption and Mortality in Italian Adults

カテゴリー
循環器
ジャーナル名
Journal of the American College of Cardiology
年月
December 2019
74
開始ページ
3139

背景

地中海食にはよくトウガラシが使われているが、健康に良いのか。イタリアIRCCS NeuromedのBonaccioらは、Moli-sani Study参加22,811名のイタリア成人を対象として、トウガラシ消費と死亡リスクの関連を検討する長期コホート研究を行った。

結論

フォローアップ期間中央値8.2年で、トウガラシ消費と死亡リスク低下の関連を認めた。週4回以上食べる参加者では、虚血性心疾患因・脳血管疾患因死のHRは各0.56・0.39だった。またこの効果は非高血圧者で顕著だった。心血管疾患関連バイオマーカーでは、血清ビタミンD値のみがこの関係性に寄与していた。

評価

トウガラシ消費が全原因死亡リスクを下げる(aHR:0.87)、という米NHANESデータ報告があり、そこでは血管因性死へのインパクトが示唆されている(https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0169876)。中国からも報告がある(https://www.bmj.com/content/351/bmj.h3942.long)。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)

Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)