TAVRはQOLでもSAVRに優る：PARTNER 3サブ解析

Health Status After Transcatheter Versus Surgical Aortic Valve Replacement in Low-Risk Patients With Aortic Stenosis

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背景

PARTNERは、TAVRがSAVRを代替しうることを示した先駆的な臨床試験だった。同試験（PARTNER 3）のBaronら（Lahey Hospital and Medical Center）は、手術低リスク重症AS患者に対する健康影響（疾患特異的健康ステータス：DSHS）に関する部分解析を行った（n=1,000）。一次エンドポイントは、KCCQ-OS（KCCQ Overall Summary）スコアの変化である。

結論

1ヵ月時点で、TAVR群患者はSAVR群患者よりDSHSが良かった （KCCQ-OSの平均の差16.0 points）。6・12ヵ月でもTAVR群のDAHSが優ったが、差は1ヵ月時点よりは少なかった（KCCQ-OSの平均の差 12ヵ月時点1.8 points）。 アウトカム最上分位患者の割合もTAVRの方が高かった。

評価

同試験は手術低リスク患者でTAVRのSAVRに対するMACE優位を示したが、ソフトなアウトカムでも優位、という結論を出した。