NIHSS<6の軽症脳主幹動脈閉塞では機械的血栓除去はメリットがない
Medical Management vs Mechanical Thrombectomy for Mild Strokes: An International Multicenter Study and Systematic Review and Meta-analysis
背景
急性期脳主幹動脈閉塞に対する機械的血栓除去術の有効性はNIHSS≧6の症例に対し確立しているが、NIHSS<6では。University of TennesseeのGoyalらは、世界16施設連続251例のデータを後向解析した。患者は前方循環急性脳主幹動脈閉塞で、機械的血栓除去術(MT)138例、最適薬物治療(bMM)113例であった。
結論
MT介入はbMMに比し非症候性頭蓋内出血が多く(17.5% vs. 4.6%)、3ヵ月でのmRS:0〜2は少なかった(77.4% vs. 88.5%)。他の安全性・有効性評価項目に差は認められなかった。
評価
著者らは先行4研究のメタアナリスでも同様な結果を確認しており、主流見解を裏付ける結果となった。NIHSS軽症例では側副血行のため再灌流効果が乏しい等の理由が考えられる。著者らは更なるRCTを示唆しているが、対象患者の選択とMTのタイミングが重要であろう。


