三尖弁の経皮修復に新デバイスTriClip(R)登場

Transcatheter edge-to-edge repair for reduction of tricuspid regurgitation: 6-month outcomes of the TRILUMINATE single-arm study

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背景

三尖弁の経皮的修復が様々に試みられている。ドイツUniversity Hospital BonnのNickenigら（TRILUMINATE）は、三尖弁逆流（TR）中等度以上・NYHA≧II患者85名を対象として、新規edge-to-edge repairデバイスTriClip(R)による経カテーテル弁形成の有効性・安全性を評価する多施設単一群試験を行った。一次有効エンドポイントは治療後30日時の1グレード以上の重症度改善、一次安全エンドポイントは6ヶ月時の主要有害事象である。

結論

一次有効性エンドポイントを86%に認め、一次安全エンドポイントを4%に認めた。

評価

AbbottによるMitraClip NTデバイスの応用で、本質的には同じである。技術的困難は大きいようだが、有効・安全な実行可能性を示した。最適薬物治療を対照としたRCTが期待される。