慢性下肢虚血患者への下肢血行再建、3アプローチに差なし:BASIL-3
Plain versus drug balloon and stenting in severe ischaemia of the leg (BASIL-3): open label, three arm, randomised, multicentre, phase 3 trial
背景
慢性下肢虚血(CLTI)患者に対する下肢血行再建(LER)では、どのアプローチが最適か。
イギリスUniversity of BirminghamのPopplewellら(BASIL-3)は、CLTI患者481名を対象に第3相RCTを行った。患者を、薬剤コーティングのないバルーン血管形成術(PBA)±ベアメタルステント(BMS)、薬剤コーティングバルーン血管形成術(DCBA)±BMS、薬剤溶出性ステント留置術(DES)による血管内LERに割り付けた。
一次アウトカムは、大切断回避生存率であった。
患者の大多数は、抗凝固薬または抗血小板薬(87%)と高コレステロール血症薬物療法(76%)を受けていた。
結論
追跡期間中央値24ヵ月で、一次アウトカムはPBA±BMS 66%、DCBA±BMS 60%、DES 58%に発生し、3群に有意差はなかった。重篤有害事象に群間差はなかった。
評価
すでに行われた複数のRCT間に不一致が多く、結論を目指して初めてイギリスNICE基金によって行われた決定検証である。3種のアプローチは同等であることが結論された。同研究は、各アプローチの費用効果分析をまもなく公表する、という。


