小脳出血に対する血腫除去術は有益?
Association of Surgical Hematoma Evacuation vs Conservative Treatment With Functional Outcome in Patients With Cerebellar Intracerebral Hemorrhage

カテゴリー
循環器
ジャーナル名
The Journal of the American Medical Association
年月
October 2019
322
開始ページ
1392

背景

小脳出血に対する血腫除去手術は機能予後を改善するか。ドイツUniversity of Erlangen-NurembergのKuramatsuらは、4観察研究(n=578)のメタアナリスを行った。一次アウトカム指標は、3ヵ月後の機能障害(mRSスコア)である。

結論

血腫除去術の一次アウトカム効果を認めなかったが、生存率は手術治療群が有意に高かった。これは、特に血腫量 >15 cc以上の場合の効果によるものであった。

評価

現在のガイドラインでは、血腫径3 cm以上で神経症候が悪化していたり水頭症が発現している場合は手術適応とされている。これは約13.5 ccに匹敵するもので、ガイドラインは一応支持されたことになる。また、サブグループ解析では一次アウトカム効果にも血腫量による差が示唆されている。

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取り上げる主なジャーナル(循環器)

Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)