認知症に重要な高血圧は中年期のもの
Association of Midlife to Late-Life Blood Pressure Patterns With Incident Dementia

カテゴリー
循環器
ジャーナル名
The Journal of the American Medical Association
年月
August 2019
322
開始ページ
535

背景

高血圧は認知機能低下のリスクとされるが、それが重要となる時期は。Johns Hopkins UniversityのWalkerらは、ARICコホート4,761名の24年以上の追跡データを解析した。一次アウトカムは、5回のARIC訪医後の認知症発症である。

結論

認知症罹患率は以下であった。中年期・高齢期とも正常血圧:1.31(per 100人年);中年期正常血圧・高齢期高血圧:1.99;中年期・高齢期とも高血圧:2.83;中年期正常血圧・高齢期低血圧:2.07・中年期高血圧・高齢期低血圧:4.26。正常血圧者に対するHRは、中年期・高齢期とも高血圧:1.49;中年期 高血圧・高齢期低血圧:1.62であった。高齢期での血圧に関係なく、中年期高血圧者は認知症リスクが高かった(HR:1.41)。

評価

「高血圧は認知症リスク」という概念を、「認知症発生に寄与するのは中年期の高血圧」という概念への更新を提起する面白い仮説を生成した。介入ポリシーへのインパクトがあり、世界的に追試されるとみられる。

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取り上げる主なジャーナル(循環器)

Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)