発症4.5時間以内の脳梗塞でTenecteplaseはアルテプラーゼに劣らず:ORIGINAL試験
Tenecteplase vs Alteplase for Patients With Acute Ischemic Stroke: The ORIGINAL Randomized Clinical Trial
背景
Tenecteplaseは、急性期脳梗塞患者に対する血栓溶解薬としてアルテプラーゼを置き換えることが期待されており、EXTEND-IA TNK試験やTRACE-2試験など、両者を比較するランダム化臨床試験が世界各地で実施されてきた。
中国China National Clinical Research Center for Neurological DiseasesのMengらは、同国55施設で登録された、発症から4.5時間以内の急性虚血性脳卒中(NIHSSスコア1-25)患者を対象に、tenecteplase(0.25 mg/kg)またはアルテプラーゼ(0.9 mg/kg)の静注を割り付け、90日後の機能的良好アウトカム(修正ランキンスケール[mRS]スコアが0-1)の割合を比較する第3相RCT、ORIGINAL試験を実施した(n=1,489)。
結論
90日時点で、tenecteplase群の72.7%、アルテプラーゼ群の70.3%がmRS 0-1を達成し(リスク比 1.03)、設定された非劣性の閾値を満たした。
\症候性脳内出血は、各群9名(1.2%)で発生した(リスク比 1.01)。90日死亡率はtenecteplase群4.6%、アルテプラーゼ群5.8%であった(リスク比 0.80, 非有意)。
評価
Tenecteplaseは、発症4.5時間以内の脳梗塞において、機能的アウトカムでアルテプラーゼに劣らず、安全アウトカムも同等であった。
同じくESOC 2024で発表されたTASTE試験と合わせて、アルテプラーゼの代替としてのtenecteplaseの地位を確かなものにした。


