高血圧・高コレステロール血症の心血管リスクは中年までに決まる?
Associations of Blood Pressure and Cholesterol Levels During Young Adulthood With Later Cardiovascular Events

カテゴリー
循環器
ジャーナル名
Journal of the American College of Cardiology
年月
July 2019
74
開始ページ
320

背景

高コレステロール血症は若年期に始まるが、後年の心血管疾患(CVD)への影響は。Columbia UniversityのMoranらは、ARIC・CARDIA等6コホート36,030名のデータ(フォローアップ期間中央値17年)に基づき、青年期の血圧・コレステロール値と後のCVDとの関連を検討した。

結論

18〜39歳でのLDL≧100 mg/dl によりCVDリスクは64%増加した。また18〜39歳での SBP≧130 mmHg(対 <120 mmHg)により心不全リスクが37%増加し、DBP≧80 mmHg により同リスクは21%増加した。これらのリスク関連には、40歳以後の曝露状況は影響しなかった。

評価

先行する類似の示唆を、大規模研究で確実なものにした。「40歳以後に治療しても遅い」という示唆も高インパクトであり、早期の予防介入の有効性の検証を正当化する。

関連するメディカルオンライン文献

大規模臨床試験、新規の薬・機器・手法・因子・メカニズムの発見に関する文献を主に取り上げ、原文の要約と専属医師のコメントを掲載。

(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)

Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)