アフリカ黒人とアメリカ人黒人でベスト降圧レジメンは違う
Comparison of Dual Therapies for Lowering Blood Pressure in Black Africans
背景
アフリカでの高血圧有病率は高いが、使用薬はアメリア等の黒人に準じてよいか。ナイジェリアUniversity of AbujaのOjjiら(CREOLE)は、サハラ以南6ヶ国621名のコントロール不良黒人患者を対象として、アムロジピン+ヒドロクロロサイアザイド、アムロジピン+ペリンドプリル、ペリンドプリル+ヒドロクロロサイアザイドの組み合わせを比較するRCTを行った。一次アウトカムは、24時間自由行動下収縮期血圧のベースラインから6ヶ月時点までの変化である。
結論
アムロジピン+ヒドロクロロサイアザイドまたはアムロジピン+ペリンドプリルの、ペリンドプリル+ヒドロクロロサイアザイドに対する一次アウトカム有効性が示された(絶対差:各−3.14 mmHg・−3.00 mmHg)。アムロジピンベースレジメン間に差はなかった。
評価
この主題に関する地域的に最も広範な検討である。アメリカでの黒人への推奨はCCBまたはサイアザイドプラスACE-I等だが、同じでないことが示された。


