フェブキソスタットの循環系イベント低減効果を示す
Febuxostat for Cerebral and CaRdiorenovascular Events PrEvEntion StuDy

カテゴリー
循環器
ジャーナル名
European Heart Journal
年月
June 2019
40
開始ページ
1778

背景

尿酸降下薬フェブキソスタットの心血管系イベント抑制効果は。日本Kawasaki Medical School(川崎医大)のKojimaら(FREED)は、1,070名の高尿酸血症患者を対象として、これを検証するRCTを行った(対照:従来治療と生活習慣改善の組み合わせのみ)。一次複合イベントは、脳血管疾患・心血管疾患・腎疾患イベントおよび全死因死亡である。

結論

フェブキソスタットの血清尿酸値低下効果を認め(4.50 vs. 6.76)、さらに一次複合イベント効果を認めた(HR:0.750)。最頻イベントは腎不全であった(HR:0.745)。

評価

同薬に関しては、アロプリノールと直接比較したCARESが既に行われており、イベント発生率では非劣性なものの全原因・心血管因死亡率が高い、という複雑な結果が出ている(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29527974)。ここでの結果を加えても、しばらくは「難しい薬」としてとどまりそうである。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)

Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)