Neladenoson(アデノシンA1受容体部分アゴニスト)はHFpEFで無益:PANACHE
Effect of Neladenoson Bialanate on Exercise Capacity Among Patients With Heart Failure With Preserved Ejection Fraction: A Randomized Clinical Trial
背景
HFpEFに対しアデノシンA1受容体アゴニストが有効である、という仮説がある。Northwestern UniversityのShahら(PANACHE)は、同患者305名を対象として、アデノシンA1受容体部分アゴニストneladenosonの効果・安全性を検証する第IIbRCTを行った。一次有効性エンドポイントは、20週時点での6MWTのベースラインからの変化、同安全性エンドポイントは徐脈性不整脈、有害事象である。
結論
Neladenosonの一次有効性エンドポイント効果を認めなかった。安全性に問題はなかった。
評価
アデノシンも受容体フルアゴニストも副作用が大きく、有用薬になりえていない。部分アゴニストを決め手のないHFpEFに使うというユニークな試みだったが、失敗した。有効部分集団を探索してさらに適応を追求する、という方向が検討されていると見られる。


