中等度腎障害患者にもリバーロキサバン+アスピリン:COMPASS試験サブ解析
Rivaroxaban Plus Aspirin in Patients With Vascular Disease and Renal Dysfunction: From the COMPASS Trial
背景
COMPASSは、冠動脈疾患・末梢動脈疾患患者に対するリバーロキサバン+アスピリンの心血管イベント予防効果を検証して、基本的にはポジティブな結果を出した。イギリス University of EdinburghのFoxらは、同レジメンの中等度腎障害患者への有効性・安全性を検討するサブ解析を行った(n=27,395)。一次アウトカムは、心血管死・MI・脳卒中である。
結論
腎障害度に関わらず、リバーロキサバン+アスピリンの一次アウトカム効果を認めた(HRはGFR≧60 ml/minで0.76、<60 ml/minで0.75)。大出血はリバーロキサバン+アスピリン群が多かった(HRはGFR≧60 ml/minで1.81、<60 ml/minで1.47)。
評価
有用なサブ解析であり、著者らは 腎障害患者ではイベントリスクが高いので治療の絶対効果幅はより大きく、ベネフィットは出血リスクを上回る、としている。同誌Editorialは、腎障害患者での抗血小板・抗凝固療法一般の見直しを呼びかけている。


