AIアルゴリズムは、3点誘導で12誘導心電図を再現できる
AI-enhanced reconstruction of the 12-lead electrocardiogram via 3-leads with accurate clinical assessment

カテゴリー
循環器
ジャーナル名
npj Digital Medicine
年月
August 2024
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開始ページ
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背景

標準12誘導心電図(ECG12)は、医療機関外環境などでは利用できない場合がある。
アメリカScripps Research Translational InstituteのQuerらは、277,174名から収集した627,842件のECGデータを用いて、より少ない誘導でECG12を再構成するAIアルゴリズムを開発した。

結論

ECG12は、2つの四肢誘導(I/II)と1つの胸部誘導(V3)(ECG3)により完全再構成可能であった。急性心筋梗塞(AMI)と一致するECG特徴を検出する自動アルゴリズムは、ECG12とECG3で同等の結果を示した(AUC=0.95)。
心臓専門医が解釈した場合、ECG3は、STEMIの心電図特徴の識別において81.4%の精度を達成し、ECG12(精度 84.6)と同等であった。

評価

緊急状況でもSTEMIを診断できる可能性をもたらす有益な研究で、コスト削減、患者の安全性向上にも資する。
同グループは昨年、1枚のECGパッチを2週間装着することで、心房細動(AF)リスクを高い識別力で予測できることを報告している(https://www.nature.com/articles/s41746-023-00966-w)。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)

Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)