アブレーション治療はAF患者の死亡・脳卒中リスクに影響しない
Effect of Catheter Ablation vs Antiarrhythmic Drug Therapy on Mortality, Stroke, Bleeding, and Cardiac Arrest Among Patients With Atrial Fibrillation: The CABANA Randomized Clinical Trial
背景
心房細動(AF)へのアブレーション治療は、薬物療法と比較して長期の死亡・脳卒中リスク低減効果が大きいのか。Mayo ClinicのPackerら(CABANA)は、10ヶ国126病院でこれを検証するRCTを行った(n=2,204)。一次エンドポイントは、死亡・脳卒中・重大出血・心停止の複合である。
結論
中央値48.5ヶ月のフォローアップ後のITT分析で、一次エンドポイント発生に両群有意差はなかった(8.0% vs. 9.2%)。二次エンドポイントで、アブレーションの入院・AF再発抑制効果を認めた(HR: 各0.83・0.52)。
評価
JAMAは類似のCAPTAF結果も併載しており、AFの頻度を下げてQOLを改善するが生命アウトカムには影響しないという、囁かれていたアブレーション治療の特性が明らかになってきた。より長期のフォローアップ結果や、すでに集積されてきているリアルワールド結果の報告が待たれる。


