症候性頸動脈狭窄症:CEAはCASより長期有益
Long-term outcomes of stenting and endarterectomy for symptomatic carotid stenosis: a preplanned pooled analysis of individual patient data
背景
症候性総頸動脈狭窄症の治療では、内膜摘除術(CEA)よりステント術(CAS)の方が周術期の梗塞・死亡リスクが高いが、長期的にはどうか。Mayo ClinicのBrottら(Carotid Stenosis Trialists’ Collaboration)は、CAS対CEAを比較した4 RCTの個人患者レベルメタアナリシスを行った。一次アウトカムは、ランダム化後120日以内の梗塞・死亡リスクの複合(周術期リスク)、および10年後までに生じた同側梗塞(術後リスク)である。
結論
120日以後の年間同側梗塞率はCAS(0.64%)・CEA(0.60%)と類似していた。しかし、総合的一次アウトカムではCASが優位であり(HR:1.45)、この差は主に周術期における安全性差に起因していた。
評価
周術期安全性の観点からは手術が好ましいという従前の見方を上書きしつつ、効果の持続性には差はない、とした結果である。CASを推奨する結果ではない。


