スタチンへの新しい上乗せ薬bempedoic acidが登場
Safety and Efficacy of Bempedoic Acid to Reduce LDL Cholesterol

カテゴリー
循環器
ジャーナル名
The New England Journal of Medicine
年月
March 2019
380
開始ページ
1022

背景

Bempedoic acid(BA)は、新規ATPクエン酸塩リアーゼ(ACL)阻害LDL-C低下薬である。英Imperial College LondonのRayら(CLEAR Harmony)は、アテローム性動脈硬化・ヘテロFH症または双方を持つ患者に対するスタチン療法へのその併用の安全性・有効性を検証する第III相試験を行った(n=2,230)。一次エンドポイントは安全性であり、二次有効性エンドポイントは、12週でのLDL-Cレベルのパーセント変化である。

結論

一次安全性エンドポイントにプラセボとの差はなかったが、投薬中止に至る有害事象はBA群が高く(10.9% vs. 7.1%)、痛風も同様であった。二次有効性エンドポイントで、BApedoic酸の有効性が示された(絶対差−18.1%)。

評価

ACC2019で発表された。PCSK9阻害薬に対する有力な廉価競合薬が出現した。NEJM Editorialは、最終効果が心血管疾患リスクで測られなければならないことを強調している。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)

Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)