PCI後のビバリルジンは有益なのか:MATRIXが結論を修正
Post-Procedural Bivalirudin Infusion at Full or Low Regimen in Patients With Acute Coronary Syndrome

カテゴリー
循環器
ジャーナル名
Journal of the American College of Cardiology
年月
February 2019
73
開始ページ
758

背景

心筋梗塞(MI)のPCI治療後のビバリルジン使用に便益はあるか。スイスBern UniversityのValgimigliら(MATRIX)は、3,610名の患者を対象としてこれを検証するRCTを行った。対照群はPCI中のみの使用であり、用量の高低選択は術者に委ねた。一次エンドポイントは、PCI後30日時点での緊急TVR・ステント血栓症・有害事象(全死因死亡・心筋梗塞・脳卒中・重大出血)である。

結論

一次エンドポイントにPCI後継続効果を認めなかった。しかし、継続群中高用量(1.75 mg/kg/h for ≦4h)の部分集団では介入効果を認めた(RR:0.21)。

評価

この試験は、2014年のNEJM発表ではPCI後使用は無益としていた(https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1507854)。高用量の部分集団では血栓性合併症が減ったばかりでなく出血も減った、という結論に変更したもので、議論は多そうである。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)

Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)