MDI成人T2D患者には構造化患者教育とisCGM
Continuous glucose monitoring with structured education in adults with type 2 diabetes managed by multiple daily insulin injections: a multicentre randomised controlled trial
背景
インスリン頻回注射(MDI)治療中の成人2型糖尿病(T2D)患者における間欠スキャン式持続血糖測定(isCGM)の有効性は。
韓国Sungkyunkwan UniversityのKimら(FreEdoM-2)は、これを検証する24週の多施設RCTを行った。患者は、HbA1c値7.5〜12.0%の159名で、既知データに基づきインスリン投与量とタイミングを調整する構造化教育プログラム付きisCGM(介入群)と従来型教育付きisCGM(対照群1)、従来型教育付き血糖モニターリング(対照群2)に割り付けた。一次アウトカムは、24週後のベースラインからのHbA1cの変化である。
結論
ベースライン時の平均HbA1c値は8.39%であった。構造化教育プログラム付きisCGM介入の一次アウトカム効果を認めた(-1.00% vs. [対照群1]-0.63%, [対照群2]-0.58%)。有害事象は、介入群で28.85%、対照群1で26.42%、対照群2で48.08%に発現した。
評価
デバイスはFreeStyleリブレである。isCGMは、日本でも2021年に保険適用が拡大したため、使用が汎化しつつある。標準化を支持するエビデンスである。

