長期データで示す、CCTAによるプラーク評価の予後予測価値

Coronary Artery Plaque Characteristics Associated With Adverse Outcomes in the SCOT-HEART Study

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背景

SCOT-HEART研究は、ルーティンケアへのCCTA導入がハードアウトカム（死亡・非致死的MI）低減に有効であることを示した。英Edinburgh UniversityのWilliamsらは、同研究の事後解析により、CCTA評価した冠動脈15領域における有害プラーク（adverse plaque：リモデリング陽性/低吸収プラーク）・閉塞性病変・石灰化の患者アウトカムへのインパクトを評価した（n=1,769）。

結論

5年間追跡で、死亡・非致死性MIのハザード比は、有害プラーク存在で3.01、閉塞性病変で1.99、両合併患者で11.50であった（有害プラーク保有率は34%）。これらの関連はCACと独立ではなかった。

評価

信頼すべき長期追跡で、CCTAによる冠動脈ステータスモニターの予後予測重要性を確認した。JACC Editorialは、有用な二次結論はCACの冠疾患予後予測価値の確認、意外な結論はベースライン無所見者の10年間安全性の発見、としている。