メタ解析でPADでのパクリタキセルバルーン・ステント治療後の長期死亡リスクを検出
Risk of Death Following Application of Paclitaxel-Coated Balloons and Stents in the Femoropopliteal Artery of the Leg: A Systematic Review and Meta-Analysis of Randomized Controlled Trials
背景
下肢末梢動脈疾患(PAD)にパクリタキセルコートバルーンおよびステント(PCB/S)が使用されている。ギリシャPatras University HospitalのKatsanosらは、大腿動脈・膝窩動脈へのPCB/S治療の効果を検証した28のRCT(n=4,663)の系統レビュー・メタ解析を行った。一次安全性指標は、全原因死亡である。
結論
1年ではPCB/Sの一次安全性指標は対照と有意差がなかったが、2年ではリスク比1.68、5年ではリスク比1.93と死亡リスクが増し、パクリタキセルへの曝露(用量-時間積)と絶対死亡リスクとの間に有意な関係が示された(パクリタキセルmg年当たり0.4%の過剰死亡リスク)。
評価
衝撃的な結果で、FDAは医療関係者に通達を出した(https://www.fda.gov/MedicalDevices/Safety/LetterstoHealthCareProviders/ucm629589.htm)。最も重要な情報である死因の詳細が示されておらず、調査には一定の時間がかかりそうである。


