LMCA病変に対するCABG対PCI:10年後アウトカム
10-Year Outcomes of Stents Versus Coronary Artery Bypass Grafting for Left Main Coronary Artery Disease

カテゴリー
循環器
ジャーナル名
Journal of the American College of Cardiology
年月
December 2018
巻
72
開始ページ
2813

背景

左前下行枝(LMCA)病変に対するCABGとPCIのアウトカムを中央値12年間追跡した結果が発表された。韓国のUniversity of UlsanのParkらによるもので、MAIN-COMPAREレジストリ2,240名の患者(PCI:n=1,102、CABG:n=1,138)のデータを解析した。

結論

10年間フォローアップで、CABG・PCI間に死亡リスクおよび全主要有害アウトカムリスクの有意差はなかった。TVRリスクはPCIの方が高かった。DESとCABGの比較は、5年時点では死亡リスク・全主要有害アウトカムに有意差はなかった。しかしそれ以後のデータでは、DESは死亡リスク(HR:1.35)・全主要有害アウトカムリスク(HR:1.46)ともにCABGより高かった。

評価

TCT 2018で同主題のSYNTAXES結果が発表されており、基本的には同等だが多枝病変ではCABGがよいとみられる、とした(https://www.tctmd.com/news/pci-vs-cabg-10-years-main-compare-and-syntaxes-shine-light-long-term-outcomes)。ここでの韓国報告はDES以前のデータも多く、LMCAでCABGがDESより優位という結論は留保される。

関連するメディカルオンライン文献

大規模臨床試験、新規の薬・機器・手法・因子・メカニズムの発見に関する文献を主に取り上げ、原文の要約と専属医師のコメントを掲載。

(制作協力:Silex 知の文献サービス)

取り上げる主なジャーナル(循環器)

Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)