sST2は慢性心不全のメジャーな予後予測因子になりうるか
sST2 Predicts Outcome in Chronic Heart Failure Beyond NT-proBNP and High-Sensitivity Troponin T

カテゴリー
循環器
ジャーナル名
Journal of the American College of Cardiology
年月
November 2018
72
開始ページ
2309

背景

Soluble suppression of tumorigenesis-2(sST2)が心不全指標となる、という仮説が長く提唱されている。イタリアScuola Superiore Sant'AnnaのEmdinらは、この仮説を検討した研究への参加者4,268名の患者レベルデータメタ解析を行った。

結論

全原因死亡・心血管因死亡・HF因入院予測のための最良のsST2カットオフレベルは28ng/mlであった。年齢・性別・BMI・虚血性病変・LVEF・NYHA・GFR・使用薬・NT-proBNP・hs-TnTを含むモデルで、sST2の倍増ごとの全原因死亡・心血管死亡・HF因入院のリスク増は26%・25%・30%であった。sST2は、ほとんどのサブグループで独立の予後予測価値があった。

評価

この仮説に関する最大の検討で、sST2の一定の価値を示した。sST2は病因的因子である可能性も高く予後因子としてはユニークだが、NT-proBNP・hs-TnTを置換しうるものになるかは不明である。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)

Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)