IVUSによるプラーク属性形態学ではACS患者の予後を予測できない
Prognostic Value of Intravascular Ultrasound in Patients With Coronary Artery Disease
背景
高周波IVUS(RF-IVUS)によるプラーク属性形態学にはどの程度CAD予後予測価値があるのか。オランダUniversity Medical CenterのAkkerhuisら(AtheroRemoIVUS)は、CAGを受けた急性冠症候群(ACS)患者の非責任冠動脈非狭窄セグメントにRF-IVUSを実施し、RF-IVUSによるプラーク特性の予後予測価値を前向検証した(n=581)。一次エンドポイントはMACEである。
結論
26.2%がMACEに達した。最小内腔面積≦4.0mm2病変の存在がMACEと独立に関連した(HR:1.49)一方、TCFAは関連していなかった。他方、プラク負荷≧70%病変の存在は致死的病変関連事象を除いた心臓死・非致死性ACS・計画外血管再生複合エンドポイントと独立に関連した(HR:1.66)。
評価
IVUSによるTCFAが予後予測的であるという初期の仮説(http://imaging.onlinejacc.org/content/4/8/894)を前向検証してきた同研究の1年結果を5年の長期結果で補強したもので、IVUSによるプラークの定性指標には定量指標と異なり予測価値がない、という主張を支持した。


