米黒人高血圧の最大のリスク要因は食事の質
Association of Clinical and Social Factors With Excess Hypertension Risk in Black Compared With White US Adults
背景
アメリカ黒人は高血圧有病率が高いが、その原因は不明である。University of AlabamaのHowardらは、REGARDS研究参加成人コホート6,897名を対象とする中央値9.4年の観察データに基づき、12の臨床的・社会的要因の黒人の高血圧発生への寄与度を検討した。
結論
フォロー期間中にベースライン正常血圧黒人の46%、白人の33%が高血圧を発症した。南部ダイエットスコア(黒人男性で平均0.81)が高血圧発症と有意に関連しており(男性 OR:1.16、女性 OR:1.17)、黒人男性過剰リスクの51.6%、黒人女性過剰リスクの29.2%を説明した。黒人男性では食事中Na/K比・高卒以下が過剰リスクの12.3%に関与し、黒人女性ではBMI高値が過剰リスクの18.3%に関与した。
評価
「南部食」は野菜・果物・全粒穀が少ない高カロリー食で、「ファーストフード」像にも近い。伝統的にNa摂取との関連が重視されてきた高血圧だが、21世紀の先進国ではファーストフードとの関連の方が重要となってきている。


