米黒人高血圧の最大のリスク要因は食事の質
Association of Clinical and Social Factors With Excess Hypertension Risk in Black Compared With White US Adults

カテゴリー
循環器
ジャーナル名
The Journal of the American Medical Association
年月
October 2018
320
開始ページ
1338

背景

アメリカ黒人は高血圧有病率が高いが、その原因は不明である。University of AlabamaのHowardらは、REGARDS研究参加成人コホート6,897名を対象とする中央値9.4年の観察データに基づき、12の臨床的・社会的要因の黒人の高血圧発生への寄与度を検討した。

結論

フォロー期間中にベースライン正常血圧黒人の46%、白人の33%が高血圧を発症した。南部ダイエットスコア(黒人男性で平均0.81)が高血圧発症と有意に関連しており(男性 OR:1.16、女性 OR:1.17)、黒人男性過剰リスクの51.6%、黒人女性過剰リスクの29.2%を説明した。黒人男性では食事中Na/K比・高卒以下が過剰リスクの12.3%に関与し、黒人女性ではBMI高値が過剰リスクの18.3%に関与した。

評価

「南部食」は野菜・果物・全粒穀が少ない高カロリー食で、「ファーストフード」像にも近い。伝統的にNa摂取との関連が重視されてきた高血圧だが、21世紀の先進国ではファーストフードとの関連の方が重要となってきている。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)

Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)