【プレスリリース】アレルギーマネジメントに特化した「手術用手袋センシタッチ®シリーズ」の新製品発売開始について

東レ・メディカル株式会社
2013年6月5日

東レ・メディカル株式会社


アレルギーマネジメントに特化した「手術用手袋センシタッチ®シリーズ」の新製品発売開始について
手術用手袋センシタッチ®シリーズ
 東レ・メディカル株式会社(本社:千葉県浦安市、代表取締役社長:田中資長)は、株式会社アンセル・ヘルスケア・ジャパン(東京都港区、代表取締役社長:萩原敬彦)と共同で、アンセル社(本社:米国ニュージャージー)が製造するアレルギーマネジメントに特化した2つの新しい手術用手袋を、国内の製造販売元として本年6月より販売開始します。


 東レ・メディカルは世界的な手術用手袋メーカーであるアンセル社とパートナーシップを組み、同社が製造する手術用手袋「センシタッチ」シリーズを日本国内で販売して既に25年の歴史を持っています。
 この度、同社が手術用手袋に関わるアレルギーマネジメントに特化した新製品2品種を開発しましたので、それに伴い、日本国内で手袋に関わる様々なアレルギーをテーマに、人に優しい手術用手袋製品の販売に両社で取り組んでまいります。

 この度、新発売する製品は以下の2製品です。

(1)手術用手袋 センシタッチ・プロ・ハイドラソフト® 管理医療機器 認証番号224ADBZX00188000
  手袋の内側にアンセル社の新技術である皮膚保湿成分を塗布した天然ゴム製、パウダーフリーの手術用手袋です。
(2)手術用手袋 センシタッチ・プロ・センソプレン® 管理医療機器 認証番号225ADBZX00061000
  原材料に天然ゴムを使用せず、合成ゴムを主原料としているためラテックスアレルギーの心配がなく、また手袋製造時に使用される加硫促進剤を一切使用しない新技術を導入した全く新しいタイプのパウダーフリーの手術用手袋です。

 手術用手袋は一般的に天然ゴムを主原材料として生産されています。感染防止の理由から年々その使用量が増加していますが、原材料に由来するラテックスアレルギー(即時型、I型アレルギー)についての問題が注目されています。ラテックスアレルギーは天然ゴムに含まれる蛋白質に暴露されることで引きおこされるアレルギー反応で、症状として丘疹、腫脹、蕁麻疹、喘息などの様々な症状を引きおこします。またこれらの症状を同時に発症するアナフィラキシーショックを引きおこす可能性もあり、医療現場のみならず、注目をされています。
 また、手袋を製造する際に使用される化学物質に対して反応する遅延型(IV型アレルギー)、そして医療従事者の頻回な手洗いや乾燥などによる手荒れなど、手術用手袋における様々なアレルギーや手荒れは医師、看護師にとって深刻な問題であると考えられています。

 今後両社は共同で手術用手袋に関わるアレルギーマネジメントを考え、より良い新製品と医療現場における様々な課題に取り組んでまいります。

以上


<用語説明>

1.ラテックスアレルギー:I型・即時型アレルギーについて
・天然ゴムに含まれる1.5%ほどの蛋白質に暴露することで、感作、発祥するアレルギーのこと。
・Ige特異抗体が関与する即時型のアレルギーである。
・症状として丘疹、腫脹、発赤、全身性蕁麻疹、呼吸困難、喘息など。
・これらの症状を併発するアナフィラキシーショックを引きおこす可能性もある。
・頻繁に手術用手袋を着用する医療従事者は一般の人と比べ4〜7倍、このラテックスアレルギーに罹る可能性があるとされている。
・またパウダーが付いた手術用手袋はパウダーに付着したラテックスアレルゲンが浮遊し、呼吸器系、粘膜から取り込まれる可能性がある。

2.化学物質アレルギー:IV型・遅延型アレルギーについて
・化学物質に反応するケミカルアレルギーのこと。
・症状は皮膚の発赤、硬化、小水疱、搔痒感、蕁麻疹などを発症、発症は6時間後から4日とされている。
・これらの症状は個人によって様々であるが、手袋における免疫学的反応の約80%はこの化学物質アレルギーであるとされている。
・ラテックスアレルギーは合成ゴムやパウダーフリー天然ゴム手袋を使用することで防止、予防が出来るとされているが、化学物質アレルギーは手袋製造時に使用される加硫促進剤等の化学物質が製造メーカーによってそれぞれであり、防止、予防が困難とされている。

3.加硫促進剤について
・手術用手袋製造時に使用される化学物質のこと。
・天然ゴム、合成ゴム手術用手袋を固めるために硫黄を使用するが、この反応速度、すなわち固まるスピードが遅いため、固まるスピードを促進するために使用される。
・手袋などのゴム製品を製造するにあたり、よく使われる。

4.アレルギーマネジメントについて
手術用手袋は患者、医療従事者双方の感染防止に欠かせない医療機器である。だが、装着することにより即時型のラテックスアレルギーや、遅延型の化学物質アレルギーなどの各種アレルギーと、医療従事者は頻繁に手指を洗浄、消毒することによって個人差はあるものの手荒れなどに悩まされている。手術を受ける患者にとっても同様で、手術中にラテックスアレルギーを発症する事例も本邦で報告があり、各医療機関も手術室のラテックスフリー化、パウダーフリー化をすすめている。アレルギーや手荒れに対しては手術用手袋の材質や添加する化学物質など、様々な角度で見直さなければならないと考え、総合的なアレルギーマネジメントが必要であると考える。

5.アンセル社について
・1905年に設立、オーストラリア株式市場にて株式上場、全世界で事業を行っている。
・現在は、アメリカニュージャージー州イズリンに本社を置き、4つの主要事業(産業用保護手袋のインダストリアル事業部門、手術用手袋および検査検診用手袋のメディカル事業部門、特殊用途に対応したスペシャリティ事業部門とコンドームなどを取り扱うセクシャルウエルネス事業部門)を展開。
・アンセル・ヘルスケア・ジャパン メディカル事業部門について
医療従事者および患者の安全のために、様々な合成および天然ゴム製の手術用および検査・検診用手袋を提供している。

以上


参考文献:「ラテックスアレルギー安全対策ガイドライン」 協和企画
「接触皮膚炎診療ガイドライン」 日本皮膚科学会ガイドライン
「J Am Acad Dermatol 1991 ;25:831-9

企業サイトURL
http://www.toray-medical.com/index.html
ニュース・プレスリリース
http://www.toray-medical.com/news/inf_130603.html

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