オーティコン、先進プラットフォーム「イニウム」を搭載したミドルクラス補聴器「オーティコン・ネラ」を発売

100余年の歴史を持つ補聴器メーカー、オーティコン株式会社（本社：神奈川県川崎市、代表取締役社長：木下 聡、以下オーティコン）は、オーティコンの先端技術を結集した超高速・省電力プラットフォーム"イニウム（Inium）"を搭載した補聴器のラインナップを拡充し、上位器種にせまる独自機能の数々を搭載して価格面でのバランスを図った補聴器シリーズ「オーティコン・ネラ」を、2013年10月23日(水)より発売いたします。
オーティコン・ネラは、オーティコンが製品開発において掲げた３つの目標「優れた音質と騒々しい環境でのことばの聞き取りの向上」、「聞き取りに費やす労力の軽減」および「ユーザー一人ひとりに合った聞こえを提供する」、これらを踏襲し生み出されたミドルクラスの補聴器シリーズです。オーティコン・ネラは、自然な音空間をより忠実に再現することで、人が本来持つ"音の違い"を捉える能力を引き出し、音が聞こえてくる方向をより明確に把握することを可能にしました。ネラは、上位器種"アルタ"で好評を得ている高性能なハウリング（不快なピーピー音）除去機能を搭載しており、聞きたい音を防御してより快適な聞こえを実現します。さらにネラは、アルタと同様、イニウムの先進信号処理技術により一人ひとりの聞こえとライフスタイルに即したニーズに応えて調整を行うことで、ユーザーに個別化された音を届けます。
オーティコン・ネラシリーズは、「ネラプロ」および「ネラ」の２つのラインアップで展開いたします。両製品ともに、ユーザーのニーズに細かく応えることが可能なオーダーメードの耳あな型タイプにおいて4つのスタイル、およびカラーバリエーションが豊富な耳かけ型タイプにおいてRITE（外耳道内レシーバ）に２スタイル、耳かけ型に2スタイルを揃えています。RITEおよび耳かけ型タイプにおいては、防塵・防塵性能の国際保護等級「IP57※1」を取得しており、シーンを選ぶことなく一日を通して使用することができます。
当社は、高性能の機能をもって上位機種を追随するミドルクラス「オーティコン・ネラ」を市場へ投入することにより、幅広いユーザーへ「より自然な聞こえ」を届けて、聞こえに悩みを抱える方々が自分らしく生きることができるように力づけてまいります。

オーティコン・ネラの主な特徴
■オーティコンの新世代ワイヤレスプラットフォーム「イニウム」搭載
クアッドコア・プロセッサー搭載の先進プラットフォーム「イニウム」は、チップの小型化と音声の高速処理を実現しながら、消費電力を大幅に低減しました。また、両耳の補聴器感の絶え間ない情報交換により、自然でありのままの音環境を再現する両耳通信機能を備えています。イニウムプラットフォームは、ネラに搭載された全ての機能を可能にするエンジンとして働き、"より自然な聞こえ"を実現します。
■豊かな音の世界を広げる「音空間認知機能アドバンス」
"無意識に周囲の環境を感じ、音の方向を捉えて自然に反応する""―これを補聴器技術で再現することは困難とされてきました。この克服のために当社が独自開発した技術が「音空間認知機能」です。「音空間認知機能アドバンス」（ネラプロに搭載）は、両耳に装用した補聴器が絶え間なく通信し合い、音の方向や空間感覚を捉えやすくします。音に立体感や奥行きを与えることで豊かな音の世界が広げ、騒がしい環境下において聞きたい音をより聞き取りやすくします。
■不快なピーピー音を強力に抑制する「ハウリングシールド」機能
ネラシリーズ搭載のハウリング抑制システム「ハウリングシールド」は、難しい環境でも効果的にハウリング（ピーピー音）を抑制し、ことばの聞き取り、音質と聞こえの快適性を守ります。
ハウリングの発生を80％以上減らすことに成功（当社のダイナミック･ハウリングキャンセラー[DFC]比較）、同時に音質と可聴性の向上も実現しました。
■会話をもっと楽しむための「フリーフォーカス・アドバンス」機能
新しい指向性機能「フリーフォーカス・アドバンス」は、前方からくる音を集めやすいという人の持つ自然な耳の働きをサポートして、側方や後方の騒音を効果的に抑え、前方からの音を聞き取りやすくします。当該機能は4 つの指向性パターンを備えており、ユーザーの聞こえに合わせて聞きたい音の可聴性を高め、大勢での会話や騒音下での言葉の聞き取りを快適にします。
■選べる多様なスタイル
【ネラの耳かけ型】
ネラの耳かけ型では、小さく目立たないミニRITE (外耳道内レシーバ)をはじめ、RITE、ミニ耳かけ型、耳かけ型の全4 つのスタイルを展開し、全7 色のカラーバリエーションを揃えています。
【ネラの耳あな型】
オーティコンの耳あな型は、耳あな型補聴器の課題であるサイズ感や耐久性が改良され、頑丈かつ薄いシェルでより優れた堅牢性と耐久性を実現しました。さらに、シェルの内部には湿気や異物が入り込みにくい保護策が施されています。ネラの耳あな型は、CIC、カナル、ハーフ、フルの全4 つのスタイルを揃えています。
■ワイヤレス通信「コネクトラインシステム」に対応。新製品「テレビアダプター2.0」登場！
オーティコンのコネクトラインシステムは、中継機であり補聴器のリモコンとなる「ストリーマー・プロ」を中核として、テレビ、固定電話や携帯電話、音楽プレーヤー、パソコンなど様々な機器の音声をワイヤレスで直接補聴器に届けるシステムです。室内をはじめ外出先など様々なシーンでより明瞭な聞こえを実現することでコミュニケーションの幅が広がります。この度、ネラの発売に合わせて新製品「テレビアダプタ－2.0」が登場しました。一般のテレビに広く利用されているデジタルステレオ(PCM) と Dolby DigitalR（ドルビーデジタル）音源に対応し、ワイヤレス通信範囲が従来製品の10ｍからテレビアダプタ－2.0 では30mに拡張されました。



オーティコン・ネラは、全国のオーティコン製品取扱店で購入可能です。
▼オーティコン補聴器取扱店について
http://standard.navitime.biz/oticon/Index.act
▼「オーティコン・ネラ」のプレスリリース
http://www.oticon.co.jp/~/media/Files/news/2013/nera_PR.ashx
▼「オーティコン・ネラ」の製品サイト
http://www.oticon.co.jp/products/hearing_aid/nera

※1オーティコンデンマーク本社において、第三者検査機関による国際保護等級IP57をRITEおよび耳かけ型タイプにおいて取得。
※2補聴器本体は非課税です。

■オーティコン社およびオーティコン株式会社について
補聴器におけるパイオニアであるオーティコン社（Oticon A/S）は、ハンス・デマントにより1904 年にデンマークに創設されました。オーティコン社は世界で唯一の慈善財団が所有する補聴器会社であり、ウィリアム・デマント・ホールディング社の傘下にあります。その日本支社がオーティコン株式会社（www.oticon.co.jp）です。オーティコンの企業理念「ピープル・ファースト」とは、「聞こえに悩む人々を第一に考え、彼らが自由に伝えあい、自然にふるまい、そして活動的に生活できるように力づける」という信念に基づきます。オーティコン社は先進のノンリニア補聴器、フルデジタル補聴器および人工知能補聴器を開発し、業界のパイオニアとして革新的な技術を難聴者と共に開拓してきました。またオーティコン社は1977年に先進技術とオージオロジー（聴覚学）を研究するエリクスホルム研究所を設立し、世界中から参集した様々な分野の科学者と1,000 人以上のテストユーザーとともに将来の補聴器開発に取り組んでいます。オーティコンは世界各国で補聴器をはじめ、聴覚関連機器、医療機器の製造・販売を行っています。
※文中に記載の名称は、各社の商標または登録商標です。

【お問い合わせ先】
■本件に関するお問い合わせ先
オーティコン株式会社 マーケティング部 （担当:山口･渋谷）
TEL044-543-0615 FAX 044-543-0616 E-mail：info@oticon.co.jp
▼オーティコン製品に関する資料請求・お問い合わせ
フリーダイヤル『0120-113321』 営業時間9：30～17：30（土、日、祝日を除く）
◆その他、詳細は当社ホームページ (www.oticon.co.jp) をご覧ください。

企業サイトURL

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ニュース・プレスリリース

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