OSNA®法による大腸がん、胃がんのリンパ節転移迅速検査が保険適用
- シスメックス株式会社
- 2013年10月15日
2013年10月15日
プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。
プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。
シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役会長兼社長:家次 恒 以下「シスメックス」)は、当社が開発したOSNA法※による大腸がん、胃がんのリンパ節転移迅速検査が2013年10月1日付けで保険適用されましたので、お知らせします。
シスメックスは、これまで当社独自の技術であるOSNA(One-Step Nucleic Acid Amplification:直接遺伝子増幅)法を用いて、乳がん、大腸がん、胃がんの分子生物学的リンパ節転移迅速検査の自動化を実現し、厚生労働省の製造販売承認を取得し、2008年11月には、乳がんリンパ節転移迅速検査が保険適用を受けています。
このたび、乳がんに加え、2013年10月1日付で、大腸がんおよび胃がんのOSNA法によるリンパ節転移迅速検査が保険適用を受けました。
通常、がんのリンパ節転移の有無は、術中または術後に病理医が手術で摘出したリンパ節を用いて病理標本を作製し、顕微鏡によりがん細胞の有無を確認して判定します。この検査は病理医の負担が大きく、病理医の不足と相まって医療現場における課題となっています。
OSNA法による分子生物学的リンパ節転移迅速検査は、「遺伝子増幅検出装置 RD-100i」と「遺伝子増幅検出試薬 リノアンプBC」を用いることにより、約30分という短時間で転移の有無を判定することが可能です。これにより、検査の自動化、効率化を実現し、検査の精度向上や大腸がんにおいては正確な病期診断に基づく最適な治療方法の選択、胃がんにおいてはリンパ節郭清範囲、胃切除範囲の選択などの転移診断および治療方針の決定の補助として役立ち、ひいては患者さんの負担軽減に貢献します。
シスメックスは、今後もOSNA法によるリンパ節転移迅速検査のさらなる市場拡大を図るとともに、医療の標準化や個別化医療の発展に取り組んでいきます。
【保険適用の内容】
測定項目: サイトケラチン19(KRT19)mRNA検出
測定方法: OSNA法
主な測定目的: 摘出された大腸がんまたは胃がん所属リンパ節中のサイトケラチン19(KRT19)mRNAの検出
(大腸がんまたは胃がんにおけるリンパ節転移診断および術式選択などの治療方針決定の補助に用いる)
点数: 2,400点(一連につき1回に限り算定)
判断料: 血液学的検査判断料 125点(月1回に限る)
※ OSNA法:当社が開発した直接遺伝子増幅(One-Step Nucleic Acid Amplification)法。リンパ節へのがん転移の有無を約30分で判定できる。
以上
- 企業サイトURL
- http://www.sysmex.co.jp/
- ニュース・プレスリリース
- http://www.sysmex.co.jp/news/press/2013/131015.html
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