フィリップス、CT装置「Ingenuity CT」のシリーズ新型2機種「Ingenuity Core128」、「Ingenuity Core」の販売を開始
- 株式会社フィリップス・ジャパン
- 2011年11月28日
株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン(本社:東京都港区、代表取締役社長:ダニー・リスバーグ、以下 フィリップス)は、本日、CT装置「Ingenuity Core128」(インジェニュイティー・コア128)および「Ingenuity Core」(インジェニュイティー・コア)の販売を開始したことを発表しました。「Ingenuity Core128」(128スライス)と「Ingenuity Core」(64スライス)は、本年4月より販売を開始したCT装置「Ingenuity CT」(インジェニュイティー・シーティー)のシリーズ機種で、Ingenuityファミリーとして位置づけられています。
フィリップスは、このCT製品ラインナップの拡充によって、お客様の多様化するニーズに対応します。Ingenuityファミリーは、同一プラットフォームを有しているため、将来的な拡張を容易にします。第4世代の逐次近似再構成法として開発されたiDose4(アイドーズ・フォー)と呼ばれる機能を搭載することも可能となり、高画質と被ばく低減の両立、また造影剤減量を実現します。演算処理スピードにおいてもRapidView IR(ラピッドビュー・アイアール)という新しいリコンストラクターをインテグレートすることで大幅なスピードアップを可能とします。X線管球とX線発生器も新しくなり、ダイレクトクーリング、セグメンティドアノード、ベアリングレス回転の技術を持つ新型X線管球であるMRC Ice(エムアールシー・アイス)を採用し、80kWの新型ハイパワージェネレーターと組み合わせました。こうした新しい技術を採用することで広い臨床領域における診断能力と検査効率の向上を期待することができます。
■「Ingenuity Core128」、「Ingenuity Core」の主な特徴
・第4世代の逐次近似再構成法iDose4を搭載可能
・高速リコンストラクターRapidView IRをインテグレート
・ダイレクトクーリング、セグメンティドアノード、ベアリングレス回転の技術を持つ新型X線管球、MRC Iceを搭載
・80kWの新型ハイパワージェネレーターを搭載
・容易な将来拡張性を持つ、アップグレータビリティー
「Ingenuity Core128」、「Ingenuity Core」を追加したIngenuityファミリー全体の国内年間販売目標台数は、約50台を見込んでいます。
株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン 代表取締役社長 ダニー・リスバーグは、「フィリップスは、CT装置Ingenuityファミリーのラインナップを拡充して、お客様の求める幅広いニーズに応えていきたいと考えています。そして、新製品の投入と共に、更なる顧客満足度の向上に努めていきます」と述べています。
iDose4(アイドーズ・フォー)について
逐次近似法を応用し、画質を維持したまま被ばく線量を最大80%*低減する第4世代の逐次近似法を用いた画像再構成法ユニット。従来法に比べ大幅に画像ノイズを低減し高分解能画像が取得でき、CT特有のアーチファクトも抑制できます。またRapidView IR(ラピッドビュー・アイアール)という新しいリコンストラクターを搭載することにより、逐次近似再構成法の課題とされてきた画像再構成時間が長くなる問題を解決し、従来と変わらないワークフローを実現します。
* 自社調べ。当社従来製品との比較。
■日本におけるフィリップスについて
ロイヤル フィリップス エレクトロニクスは、1953年にフィリップス製品の日本市場への輸出を開始しました。2008年に呼吸器、睡眠治療器などを扱うフジ・レスピロニクス株式会社を傘下に入れ、2010年にフジ・レスピロニクスは組織および社名を変更し、フィリップス・レスピロニクス合同会社となりました。
現在、株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパンは、ヘルスケア、ライティング、コンシューマーライフスタイル等の事業部から構成され、フィリップス・レスピロニクス合同会社と合わせ、約1,700名の従業員を擁し、全国約75ヶ所に事業所を展開しています。
株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパンの詳細につきましてはホームページをご覧ください。(http://www.philips.co.jp)
■ロイヤル フィリップス エレクトロニクスについて
ロイヤル フィリップス エレクトロニクス(本社:オランダ、NYSE:PHG, AEX: PHI)は、タイムリーな革新を通じて人々の生活の向上を目指し、多様化する健康とやすらぎを提供する企業です。ヘルスケア、ライフスタイル、ライティングにおける世界のリーダーとして、お客様の視点やブランドプロミスである"sense and simplicity(センス アンド シンプリシティ)"に基づいて、お客様の視点に立ったテクノロジーとデザインを融合させたソリューションを提供します。世界100ヶ国以上に約120,000人の従業員を擁し、2010年の売上は223億ユーロで、心臓病ケア、急患治療とホームヘルスケア、省エネ照明ソリューション、新しい照明のアプリケーションのマーケットリーダーであると同時に、男性用シェーバーやグルーミング、ポータブルエンターテインメントそして、オーラルヘルスケアなど、人々にやすらぎや喜びをもたらすライフスタイル製品においても強いリーダーシップを発揮しています。ニュースリリースについてはホームページをご覧ください。(http://www.philips.com/newscenter/)
■将来予想に関する記述について
このプレスリリースにはフィリップスの将来の業績、財務状況、事業活動の結果や事業計画に関する「将来予想に関する記述」が含まれています。「将来予想に関する記述」はその性質上、将来起こりうる様々な事象や状況の変化によってもたらされるリスクや不確実性を伴うものであり、それにより、「将来予想に関する記述」で述べた内容や暗示した記述と実際の結果や事象は実質的に異なる可能性を含んでいます。
【お問い合わせ先】
本件に関するお問い合わせ
株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン 広報部 代表 TEL 03-3740-4561
製品に関するお問い合わせ
株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン
ヘルスケア事業部 お客様窓口 TEL 0120-556-494
その他、企業に関するお問い合わせ
株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン 広報部 代表 TEL 03-3740-4561
- 企業サイトURL
- http://www.philips.co.jp/healthcare
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