リウマチ性多発筋痛症ではステロイド漸減中にサリルマブの上乗せを:SAPHYR
Sarilumab for Relapse of Polymyalgia Rheumatica during Glucocorticoid Taper
背景
グルココルチコイド漸減中にリウマチ性多発筋痛症(PMR)が再発した患者に対するサリルマブ(IL-6受容体α拮抗薬)の効果は。
アメリカHSS Division of RheumatologyのSpieraら(SAPHYR)は、prednisone漸減投与におけるサリルマブの上乗せ投与の効果・安全性を検証する第3相RCTを行った(n=118, 対照:プラセボ)。一次アウトカムは、52週における持続的寛解(12週までにPMR徴候・症状が消失し、12〜52週でCRP正常化が持続し、疾患の再燃がなく、prednisone漸減が遵守されていること)である。
結論
サリルマブの一次アウトカムに対する効果を認めた(群間差18パーセントポイント)。グルココルチコイド累積投与量も減少した。高頻度の有害事象は、好中球減少症・関節痛・下痢で、治療中止率は実薬群が多かった。
評価
同薬はすでに関節リウマチの主要オプションとなっており、PMRへの有効性は先行試験で示唆されているが、この試験はステロイド漸減への上乗せという試験デザインに特徴がある。ここでのエビデンスに基づき、ステロイドとの併用戦略が工夫されてゆくことになる。


