HIV感染症セカンドラインの鍵はドルテグラビルへのスイッチ
Second-Line Switch to Dolutegravir for Treatment of HIV Infection
背景
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症に対するレジメンのファ-ストラインは、2種の核酸系逆転写酵素阻害薬(NRTIs)と1種の非核酸系逆転写酵素阻害薬(NNRTI)の併用だが、特に低資源環境下でのセカンドラインに関しては問題が多い。
ケニアUniversity of NairobiのOmbajo らは、治療歴があり遺伝子型情報がなく、リトナビルブーストプロテアーゼ阻害薬(PI )ベースの治療中にウイルスが抑制されていた患者を、ドルテグラビルに切り替える群と同レジメン継続群に割り付ける非劣性RCTを行った(n=795)。一次エンドポイントは、48 週時点での血漿中HIV-1 RNA量50コピー/mL以上である。
結論
ドルテグラビルへの切り替えの一次エンドポイント非劣性を認めた(5.0% vs. 5.1%)。治療失敗時点でいずれの群にも耐性変異は検出されなかった。グレード3/4治療関連有害事象の発生率に群間差はなかった。
評価
すでにWHOのセカンドライン推奨はドルテグラビル+2種のNRTIsとなっている。この試験は、特にサハラ以南状況で最適のセカンドラインへの切り替え法を求めたもので、期待通りドルテグラビル+2NRTIへの切り替えが有益であるというエビデンスを提出した。


