陣痛時の経口アジスロマイシンでは新生児の敗血症・死亡は予防できない:PregnAnZI-2
Effect of Intrapartum Azithromycin vs Placebo on Neonatal Sepsis and Death: A Randomized Clinical Trial
背景
陣痛時のアジスロマイシン経口投与は、新生児敗血症や死亡率低下に有効か。
ガンビアMedical Research Council Unit The GambiaのRocaら(PregnAnZI-2)は、西アフリカガンビアとブルキナファソで、11,983名を対象として、これを検証するRCTを行った(対照:プラセボ)。一次アウトカムは、新生児敗血症・死亡の複合である。
結論
アジスロマイシンの一次アウトカム効果を認めなかった。ただし、分娩後4週間における非侵襲感染症の発生率は、アジスロマイシン群で低かった。
評価
サハラ以南アフリカでの重大問題に対する最も簡明な対策の検証だったが、失敗した。代替案は提案されていない。