パーキンソン病への淡蒼球集束超音波アブレーションは有望
Trial of Globus Pallidus Focused Ultrasound Ablation in Parkinson’s Disease
背景
パーキンソン病への片側淡蒼球内節(GPI)への集束超音波アブレーション(FUSA)の有効性が示唆されている。
アメリカUniversity of MarylandのEisenbergらは、同患者94名を対象として、運動症状優位側対側へのFUSAの有効性・安全性を検証するRCTを行った(対照:シャム手技)。一次アウトカムは、 3 ヵ月時点でのMDS-UPDRS IIIスコア(または服薬下ではUDysRSスコア)のベースラインから 3 ポイント以上の低下である。
結論
FUSAの一次アウトカム効果を認めた(差 37 パーセントポイント)。ただし、有効患者中19名は MDS-UPDRS III 基準のみ、また8 名は UDysRS 基準のみを満たした。二次アウトカムでも有効性傾向を認めた。12 ヵ月時点でも 39 名中30名で改善が持続していた。手技関連有害事象として、構音障害・歩行障害・味覚障害・視力障害・顔面筋力低下等を認めた。
評価
パーキンソン病にDBSが一定の効果を示しているが、FUSAは非侵襲的であり、有効であれば画期的である。このシャム対照試験は先行非盲検研究ほどの効果は見い出せておらず、著者らは「更に大規模な検証が必要」としている。


