ゴルフの健康効果は、ウォーキングやノルディックウォークと「比較可能」：パイロット研究

Comparative effectiveness of playing golf to Nordic walking and walking on acute physiological effects on cardiometabolic markers in healthy older adults: a randomised cross-over study

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背景

ゴルフの健康効果に関しては未だ研究が不足している。
フィンランドUniversity of Eastern FinlandのKettinenらは、健康高齢者25名を対象として、18ホールのゴルフ、6kmのノルディックウォーク、6kmのウォーキングが代謝マーカーに及ぼす影響を検討する無作為クロスオーバー試験を行った。

結論

ゴルフとウォーキングと比較しての血糖値改善幅は、ゴルフ 0.01 mmol/L、ウォーキング 1.3 mmol/Lであった。ウォーキング・ノルディックウォーキングと比較しての改善幅は、TG（ゴルフ 0.13 mmol/L、ノルディック 0.31 mmol/L、ウォーキング 0.23 mmol/L）・HDL-C（ゴルフ 0.04 mmol/L、ノルディック −0.02 mmol/L、ウォーキング 0.02 mmol/L)であった。全グループにおいて収縮期血圧は有意に低下し、ノルディックウォーキング、ウォーキングでは拡張期血圧も低下した。

評価

ゴルフがノルディックウォーキング、ウォーキングと比べ、急性代謝マーカーで「比較可能」だった、というパイロット報告である。大規模結果が期待される。