イギリス全国データが示す、「小さな子どもはコロナに強い」
Child Mortality in England During the First 2 Years of the COVID-19 Pandemic

カテゴリー
看護・母子医学
ジャーナル名
JAMA Network Open
年月
January 2023
6
開始ページ
e2249191

背景

COVID-19パンデミックで小児死亡のリスクはどう変わったか?
イギリスUniversity of BristolのLuytらは、2019年4月1日〜2022年3月31日の全イングランド小児死亡に関する人口ベースコホート研究を行った。一次アウトカム指標は死亡リスクである。

結論

パンデミック初期2020〜2021年には、小児の全原因死亡リスクは有意に低下し(RR 0.89)、2021〜2022年には常年レベルに戻った(RR 1.00 )。感染症・基礎疾患による死亡リスクに減少がみられた一方、外傷による死亡リスクが増加した(PAF 14.7%)。死亡リスク減は、都市部よりも農村部で大きく、9歳以上の子供にはみられなかった。

評価

「子供はコロナに強い」というパンデミック開始期から周知されていた関係を、全人口統計で確認した。非都市部の幼少児が一番強かったこと、外傷死が増えたことも興味深い。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(看護・母子医学)

Oncology Nursing Forum, International Journal of Nursing Studies