効くのか効かないのか、膝OA疼痛軽減のための食事・運動療法

Effect of Diet and Exercise on Knee Pain in Patients With Osteoarthritis and Overweight or Obesity: A Randomized Clinical Trial

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背景

肥満・過体重の変形性膝関節症（OA）患者への減量・運動プログラムの有効性は。
アメリカWake Forest UniversityのMessier（Dubbed WE-CAN）らは、BMI27以上の同患者823名を対象として、これを検証するRCTを行った。患者を食事・運動介入群と注意制御群に18ヵ月割り付けた。一次アウトカムは、介入18ヵ月後のWOMAC膝疼痛スコアの群間差である。

結論

食事・運動介入の一次アウトカム効果を認めた（調整差 −0.6）。体重変化等2次アウトカムにおいても有意差を認めた。

評価

2017年のレビューは、この介入のエビデンスは弱いとしていた（https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28600365/）。本研究でも統計有意であったものの、臨床有意かどうかは微妙であり、評価指標にも議論がありえる。