PTSDに運動・行動療法

Augmenting trauma-focused psychotherapy for post-traumatic stress disorder with brief aerobic exercise in Australia: a randomised clinical trial

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背景

心的外傷後ストレス障害（PTSD）治療に運動・行動療法が注目されている。
オーストラリア University of New South Walesの Bryantらは、精神症・薬物依存がなく、自殺リスクが低い同成人患者130名を対象として、その効果を検証するSBRCTをを行った。患者を90分の曝露療法セッション+10分の有酸素運動の介入群と、同様のセッションと10分のストレッチを行うコントロール群に割り付けた。一次アウトカムは、ベースラインから介入1週・6月後のCAPS-2評価によるPTSD重症度である。

結論

6ヵ月のフォローアップ で・曝露療法・有酸素運動介入の一次アウトカム効果を認めた（ CAPS-2スコア差 12.1）。

評価

曝露療法は長く行われており（https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/11977784）、有酸素運動の効果に関してはレビューも存在する（https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6437073/）。同レビューでも支持されている曝露療法との併用の効果に一定のエビデンスを提供した。